やっぱ女子高生と付き合おうとする先生なんてクズだよね~/やまもり三香『ひるなかの流星(1~12)』

やっぱり、女子高生と付き合おうとする先生なんてクズだと思う。もちろん、2次元のなかでくらいそういうことがあってもいいじゃん、というひとの気持ちもわからなくはないんだけど。でもぼくは、そんなにナイーブに現実とお話の中の世界を区別する、というのにはやや抵抗がある(少女漫画的な世界が、出版社のえらそーなおっさんのイデオロギーをけっこう反映している、みたいな話も聞いたことありますし)。

だから、読んでる途中はだいぶモヤモヤしたし、最終巻ですずめが沖縄から東京に戻ったところを読んで「あー……」と思ってしまった。でもラストまで読んでみたら、いやーめでたしめでたし。馬村とくっついてくれてほんとうによかった。このカタルシスは(良くも悪くも)他ではなかなか味わえない。

 

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「スマホでamazonのほしい物リストに商品を入れられない」場合の解決方法

要約

スマホamazonほしい物リストに商品を追加するときにエラーが発生する場合は、ブラウザでPC版サイトを開いて商品を追加するとと解決する。

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両手に舞城王太郎を吸い込んでできあがった異形のマンガ/大暮維人、舞城王太郎『バイオーグ・トリニティ(1~14)』

 まさに「舞城王太郎のコミカライズ」。愛は祈りだだの世界は密室でできているだの、舞城の小説を想起させる言葉がじゃんじゃん出てくるというのもあり、ファンとしては嬉しい限り。

ただ……残念ながら、うまくまとまっているとは言い難い側面もある。舞城の小説を両手に吸い込んだら、まるでこのマンガにでてきているキャラクターみたいにいびつな話になっちゃった、といった感じ。読んでる分にはわりと楽しいのだけど、読み終わって振り返ってみるとなんだったんだあれ? みたいになっちゃう。

その一方で、キャラクターをはじめとする絵の力はすさまじい。モノを吸い込んだヒトのグロテスクっぷりは、まさに(いい意味で)舞城の小説のコミカライズ。さらに、カジュアルなエロがうまくバランスをとっている感じがはあり、エログロナンセンスのお手本みたいになってる。

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世界はポエムでできている/舞城王太郎『ディスコ探偵水曜日』

ディスコ探偵水曜日(上)(新潮文庫)

ディスコ探偵水曜日(上)(新潮文庫)

 
ディスコ探偵水曜日(中)(新潮文庫)

ディスコ探偵水曜日(中)(新潮文庫)

 
ディスコ探偵水曜日(下)(新潮文庫)

ディスコ探偵水曜日(下)(新潮文庫)

 

 すっげえこれ。

 この小説はポエムに満ちあふれている。意志が運命を作るだの愛が世界を作るだの、口にするのも恥ずかしいような、そんなポエムだ。ちょっと普通の小説じゃありえないぐらいの量だ。

そしてこの小説がすごいのは、そんなポエムを「ノベライズ」してしまうところ。舞城は、歯の浮くようなポエムを、そのままこの小説の世界の法則にしてしまう。だからこの小説はブッ飛んでいる。舞城のポエム通り、意志が運命を作り空間と時間はねじ曲がり、死んだ人間は生き返り主人公は複数人に分裂する。

もうめちゃくちゃだ。

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行き当たりばったりなシリーズだとようやく気づいた/十文字青『灰と幻想のグリムガル(12)」』

ひっでえなーこれ。行き当たりばったりでだらだらと400ページ弱もくだらねー話読ませて、その果てのオチも良くも悪くもない微妙な出来。オチのほうはまだ我慢できますが、過程のほうは耐え難いものがある。

実は、『灰と幻想のグリムガル』シリーズは、一貫して前述のような問題点を持ち続けてきた。『グリムガル』では特に明らかな伏線もなく人が死んだり味方キャラがパーティから離脱したりする。そういう意味で、今までの『グリムガル』も基本的には行き当たりばったりな作品ではある。

ただ、それまではそのような行き当たりばったり感が、暗めのストーリーと組み合わさることによって、むしろリアリティを醸し出していた。でもこの巻では、そういう特徴が(作者曰く)「楽しい」ストーリーと組み合わさったことで、ひたすら能天気なだけの一冊になってしまっている。

 

……次の巻もこんな感じだったら、読むのやめちゃうかもなあ……。

十字キーってもう痕跡器官なのでは?/「デビルサマナー ソウルハッカーズ」

デビルサマナー ソウルハッカーズ - 3DS

デビルサマナー ソウルハッカーズ - 3DS

 

 ペルソナシリーズ以外の女神転生シリーズをやるのは初めて。初心者向けメガテンって感じだねー。ペルソナシリーズ3作を計200時間以上やった身としては、30時間もかからず終わってしまうのはやや薄味感は否めないが、それはまあペルソナシリーズのほうが異常でもあるのでしょう。

ストーリーは若干古臭い印象は否めないが、まさに未来を言い当てているという面もある。たくさんのキャラ萌えを楽しむというわけにはいかないが、可愛いキャラクターはちゃんといるし、もちろん悪魔合体の楽しさなども健在(こういう言い方しちゃったけど、古参メガテンファンおこらないでー)。

そして、苦手意識があったメガテン特有の3Dダンジョンに慣れることができたのはラッキー。本作では、下画面にマップが表示されるのでとても見やすいということもあり、3Dダンジョンにしては比較的とっつきやすいと思う。総じてメガテンの特徴を維持しつつ、最大限プレイヤーにやさしいシステムになっている。

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面白かったマンガ(2018/4)

3月に読んで面白かったマンガのまとめ。

 

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