7月に読んで面白かった本のまとめ。
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とにかく巧み。よく練られた構成で、至るところに伏線が張り巡らされており、おかげで感心しっぱなし。
しかしこれ、いくらなんでもしんどくないですか? 野々宮(福山雅治)の斎木(リリー・フランキー)に対する目線がいちいちつらく、前半はとてもつらかった。社会階級の違いの表現もこれまたよく練られており、だからこそつらさ倍増。
それは個人的な問題なのかもしれない。ぼくは最近社会階級とか貧困とかも気になるようになってきているので、センサーが過剰に反応してしまっただけかもしれない。いずれにせよ結果として、ラストのカタルシスを前半のつらさが上回ってしまい、ひたすらしんどさが残ってしまった。もちろんそのしんどさは、良いものではあるのだけど。
「ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊」が小さいときから大好きなので、せっかくだしシリーズ全部やってみるかと思ってまずは「青の救助隊」をプレイ……したはいいんだけどいまいち。
まず、一番期待していたストーリーが微妙だった。説明不足はもちろんあるし、「探検隊」のような圧倒的なストーリーの練り込みもない。行き当たりばったりで受動的にストーリーが進んでいっちゃう感が強い。キャラクターも、「探検隊」のギルドのように密接に関わりがあるわけでもないので、いまいち愛着がわかない。10時間で終わってしまうぐらい短いのも理由の一つかもしれない。
バランスは、途中まではそこそこの難易度かなあと思っていたんだけど、メロメロの異様な強さに気づいてから一気にヌルゲーと化した(まあこれは自重という手段があるけれど)。システムは、ダンジョンから戻ってくるたびにいちいち仲間がパーティから外れるのがとにかくストレスフル。
ストーリーが気になる人以外はやる意味ないと思います。ポケダンに興味がある人は「探検隊」をやりましょう。
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勘定奉行荻原重秀の生涯―新井白石が嫉妬した天才経済官僚 (集英社新書)
はい、圧倒的に面白いです。綿密な資料読解に基づいてそれまでの荻原重秀像をひっくり返し、さらにとても面白くかつ理屈の通った陰謀論まで提示してしまった凄まじい本。新しい歴史とか正しい歴史とかおっしゃっている人は、もっとこーゆー本読んだほうがいいと思う。
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GRAVITY DAZE 重力的眩暈:上層への帰還において,彼女の内宇宙に生じた摂動 PlayStation Vita the Best - PS Vita
こりゃすげえ。ボタン操作とモーションセンサーが組み合わさって、独特な重力アクションを体感できる。ストーリーは投げっぱなしだけどアクション性だけでもおすすめできます。
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6月に読んで面白かった本のまとめ。
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