面白かった本(2017/3)

3月に読んで面白かった本のまとめ。

 

 山中伸弥、緑慎也『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた』(講談社+α文庫)

 山中伸弥の自伝ってよくよく探してみると実はあんまりないので(どちらかというとえらそーな人との対談本のほうが多い印象)、そういう意味では貴重。緑慎也というインタビュアーは初めて知ったけど、自分を押し出すことなくインタビューに徹しているのはえらい。

まあ内容としては、iPS細胞関連の初歩的な本をいくつか読んでいる人であればそんなに目新しいものではないと思う。たぶん黒木登志夫『iPS細胞』(中公新書)とかのほうがわかりやすいし親切なんじゃないかな。それでも「山中伸弥による説明」という希少性はある……かも。