2019年に読んだ、印象に残った本およびその印象のまとめ(小説とノンフィクションをそれぞれ10冊ずつ)。
続きを読む信じられないくらい読みやすい/劉慈欣『三体』
(ベストセラーのくせに)意外にも、アホみたいにスケール広げたバカSF一歩手前の小説といった感じで、けっこう楽しめた。特に後半1/3ぐらいの面白さはホンモノ。ただ、そこに至るまでがけっこうかったるくてしんどかった。変な話だが、「円」のほうがきれいにまとまってて、あっち読んだときのほうが衝撃的だった。
その一方で驚愕したのが異様な読みやすさ。ちょっと翻訳SFとは思えない日本語の自然さで、するすると最後まで読めた。劉慈欣の原文が読みやすいのか、英訳者のケン・リュウが綺麗に訳したのか、それとも日本の訳者陣のおかげなのかはよくわからないが、何にせよすばらしい。確かにSF入門にこれを勧めるのはアリかも。
続きを読む敵を撃たなくたってFPSは楽しいです/「Portal」
store.steampowered.com
4時間くらいでサクッと楽しめる、非常に面白いパズルFPSだった。ルール自体はかなりシンプルなんだけど、そのルールをフル活用して非常に凝った謎解きを作ってくれる。スプラ2の「オクト・エキスパンション」に近いかな。SFっぽい背景ストーリーを明示はせずに伝えるのもうまい。
当代最高のSF作家の、オーソドックスなSF短編集/テッド・チャン『息吹』
異世界はスマートフォンとともに/鈴木朋子『親が知らない子どものスマホ』
逃げ恥まだまだ続きます!!!/海野つなみ『逃げるは恥だが役に立つ(10)』
少女マンガでよくある、いろんな登場人物に焦点を当てた短編集なのかなーと思ってたら、ガッツリ「数年後の逃げ恥」が展開されててびっくり。まあなんだかんだで逃げ恥のキャラにもけっこう愛着はあるので、続いてくれて嬉しい。内容的には良くも悪くも今までの逃げ恥と同じなので、今までのファンなら読んで損はないはず。
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ブログのフォントをユニバーサルデザインフォントに変更しました
ユニバーサルデザインについてこんな記事書いたりしているのに、それを実践しないのもどうかと思ったので、ブログのフォントをユニバーサルデザインフォントに変更してみた。ただし無料版はてなブログだとスマホのデザインを変更できないようなので、そちらのほうは断念。表示崩れがないかどうか一応軽くチェックはしたけど見落としがあるかもしれないので、表示崩れを見つけたら報告していただけると助かります。
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