第1回みんなのつぶやき文学賞

オクトローグ 酉島伝法作品集成

オクトローグ 酉島伝法作品集成

三体Ⅱ 黒暗森林(上)

三体Ⅱ 黒暗森林(上)

三体Ⅱ 黒暗森林(下)

三体Ⅱ 黒暗森林(下)




第1回みんなのつぶやき文学賞に投票しました。投票したのは酉島伝法『オクトローグ』(早川書房)および劉慈欣『三体Ⅱ(上・下)』(早川書房)です。詳しい感想は以下の書評の通り。

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レトロゲーとは思えない膨大な物量のアドベンチャー/「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」

SFCという(現代目線でいえば)非常に小さい容量の中に、とんでもない物量を詰め込んだゲーム。グラフィックとか微妙なUIとかを除けば、現代のゲームとも余裕で渡り合えるぐらいだと思う。名作だなあという感じ。

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「伝法的異世界」を気軽に(?)味わえる短編集/酉島伝法『オクトローグ』

オクトローグ 酉島伝法作品集成

オクトローグ 酉島伝法作品集成

酉島伝法の短編集。短編でも、異形バリバリ造語ゴリゴリな「伝法的異世界」の魅力は遺憾なく発揮されている。『皆勤の徒』を絶賛積読中のぼくからすると、各短編が多くても60ページ程度の分量のため、挫折せずに伝法的異世界を気軽に楽しめると思った。

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酉島伝法「環刑錮」読書メモ

オクトローグ 酉島伝法作品集成

オクトローグ 酉島伝法作品集成

酉島伝法「環刑錮」(『オクトローグ』早川書房、2020年)の読書メモ

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ライトノベルも一手間加えれば不条理文学になる/西尾維新『ニンギョウがニンギョウ』

「私には23人の妹がいて~」なんて一見するとただのクソみたいなライトノベルのようだが、文体を少し古めかしくして不条理要素を混ぜ合わせると、一気に不条理文学っぽくなるという意外性がある。組み合わせの妙を感じた。また、それをやるのがよりにもよってゴリゴリのエンタメ作家だと思われがちな西尾維新だというのも驚き。

よりマンネリ感が強い/「ウレロ☆未完成少女」

ウレロ☆未完成少女 「#1 恋とライブは未完成」

ウレロ☆未完成少女 「#1 恋とライブは未完成」

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
ザ・マンネリという感じかなあ。1期の時点で元々そこまでネタのパターンが広いわけではなかったのだけれども、それがシーズン2になるということで、よりマンネリ感の強い作品になってしまっている。能力バトルまがいのネタも、1期でちょろっと出したぐらいならそれなりに笑えるけど、多用されると冷める。