鳥居みゆきの熊のぬいぐるみは人間かもしれない

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お笑い芸人鳥居みゆきがいつも持ち歩いている熊のぬいぐるみの名前は「多毛症」といって、ネタで使われることはなく、共演者に触れられると「熊なんていません」みたいな返しをする。鳥居みゆきは電波キャラ(婉曲表現)なので、まあ妄想ボケみたいな感じで受け入れられる。で、この「多毛症」っていう名前の語感はかなりいい(気がする)ので、そこで笑っておしまいだった。

 

ところで最近『「退化」の進化学』という本を読んだのだけれど、そこでたまたま多毛症のことについて言及されていた。で、多毛症患者のイラストがそこに載っていたのだけれど……。

なんというか、こんなに動物的な毛の生え方しているんだ、と思った。画像検索もしてみたんだけれど、結構気持ち悪かった。冷静に考えてみれば、「多毛症」っていうぐらいなんだからそりゃあそういう毛の生え方するというのも当然だけれども……。

 

って思いながらふと気づいたこと。鳥居みゆきの「多毛症」って実は人間なんじゃないの?

だって熊は体毛あるんだから、「多毛症」っておかしいじゃん。だったらあのぬいぐるみは人間っていう設定だと考えたほうが筋が通る。そうすると、「熊なんていません」っていうボケの本当の意味もわかってくる。

この可能性に気づいたとき、最初「そういうことだったのか!!!!!」って有頂天になったんだけど、そのあとネットを漁ってみてゾッとした。同じことを思いついた人が誰もいないのだ。(もし「多毛症」=人間なら)このボケに気づいている人は今世界で(たぶん)ぼくひとり。今までこのボケの本当の意味に気づいている人は(たぶん)だれもいなかった。自分の言ったことの真意が誰にも伝わっていないのなら、むちゃくちゃかなしいというか、むなしいというか、せつないというか……。

 

「退化」の進化学 ヒトにのこる進化の足跡 (ブルーバックス)
 

 

 

9/12追記

その後、いろいろと鳥居みゆきのネタを漁ってたところ、こんなネタが。

 「何にもないですよ」かー。仮説が外れて残念。