とりあえずメレメレ島は攻略終了。
ストーリー・設定面でやたら気になったのは、田舎コミュニティの狭さ。主人公がメレメレ島に引っ越してきたことを、島の住人のうち結構な数が知っているの、田舎コミュニティの狭さを端的に表している感じがして、ヒジョーに窮屈な感じ。主人公の家がなぜか町から隔離されているのも、よくよく考えてみると闇が深い……。
そしてびっくりしたのは島の狭さ! ハワイがモデルと聞いたときから、今までに関東やら北海道やらアメリカやらフランスやらをモデルにしてマップ作ってるのにいきなりハワイモデルにしたら、バランス取れないんじゃないの? とか思っていたんだけど、まさかこんなに狭くマップを作ってくるとは! しかしその一方で、小学生ぐらいの年齢である主人公が北海道やらアメリカやら全体を旅するという設定がかなり苦しかったのも事実。かなり小学生にふさわしい「狭い冒険」を成立させてるんじゃないかな? 島巡りという冒険の形式のおかげで、主人公がわりといつでも実家の母親のもとに帰ることができるという点も含め、現実味のある設定を成立させてくれたので、そこはむしろ高評価かも。
ジム戦廃止とかも、ずいぶん思い切ったことしたなーとは思うものの、いざやってみると意外と寂しさなくてびっくり。やはり土着性とか祭礼とか意識してるんでしょうが、そういう部分が田舎っぽさとうまーく噛み合っている感じはする。
新しいポケモンやアローラの姿も、今のところあまり違和感はなくて一安心。ベトベターのアローラの姿が公開されたとき、散々叩かれていた気がするけど、いざ使ってみるとなかなかかわいらしいじゃありませんか。
しかし、そういういいところを一発で台無しにし得る、歴代でも最悪レベルのテンポの悪さが気になる。イベントシーンが多いのと暗転が微妙に長いのと、それから野生ポケモンのマドハンド化が主な原因かな。とにかく細かいところでちょっとずつプレイヤーのモチベーションをさげてしまっているのは残念なところ。