面白かった本(2018/10)
10月に読んで面白かった本のまとめ。
村田沙耶香『となりの脳世界』(朝日新聞出版、2018年)
瀧澤弘和『現代経済学』(中公新書、2018年)
経済学全般を概説するには飽き足らず、進化論から哲学までありとあらゆる分野に目配せをする欲張りな本。経済学の多様さを教えてくれる良書だと思う。
円城塔『文字渦』(新潮社、2018年)
文字に対する偏愛の塊。ここ。
ミランダ・ジュライ『最初の悪い男』(新潮クレスト・ブックス、2018年)
これは強烈なインテリおばさん文学。かなり混乱した文章で頭に負荷はかかるんだが、おもしろい。
舞城王太郎『バイオーグ・トリニティ 掌篇集』(集英社UJ文庫、2014年)
めっちゃ舞城(当たり前だけど)。あんまり設定を活かしきれていない感じはあってそこは残念。