高難易度なアクション「RPG」/「ダークソウル」

DARK SOULS REMASTERED (特典なし) - PS4

DARK SOULS REMASTERED (特典なし) - PS4

  • 発売日: 2018/05/24
  • メディア: Video Game
SEKIROブラボあたりから入ると、あーこれアクション「RPG」だなーという印象を強く受けた。アクション性が必要とされる場面はそれほど多くなく、武器やビルドや立ち回りがモノをいうゲームだなあという感じ。まあアクション寄りが好きかRPG寄りが好きかで好みは分かれるかもしれないが、とりあえず面白い。

マップは、シームレスかつ程よく入り組んだ立体構造はわりと好み。また、敵キャラクターも含めて中世ファンタジー風のデザインは魅力的。その一方で、狭い足場でプレイヤーを殺そうとするマップが何個もあるのはちょっとしつこい感じがする。



それよりも、篝火からボス部屋までの移動の面倒臭さが、悪い意味で印象に残った。それなりに危険度の高い道を1分ぐらいかけて走って、ボス部屋で10秒で倒されることの何が面白いんだって感じ。ブラボと比較しても、キャラの移動速度の関係でだいぶダクソのほうがしんどく感じる。ボスとしてはやりごたえのあったオンスモも、移動の面倒臭さのせいで台無し。

ボスが全体的に、初見殺し要素が多いがある程度パターンを見極められれば簡単に倒せる、というバランス調整になっているのも、移動が面倒臭いという印象に拍車をかけている。そういうバランス調整にした場合、ボスとの戦闘時間が短くなるため、余計に移動時間の印象が強くなる。初見殺し要素が多いがある程度パターンを見極められれば簡単に倒せるというバランス調整自体は、別にそういう調整もアリだと思うので、組み合わせの問題かなあ。とはいえ、そういう方針で歯ごたえのあるボスってオンスモぐらいしかいなかったし……。

それ以外でも移動全般が面倒臭い。店や鍛冶屋などのNPCが篝火から妙に遠かったり、一部の篝火にワープできなかったりするのは、わざと不便にしているのかとすら思う。


というわけで、細かい不親切さが積み重なってかなりフラストレーションのたまるゲームではある。SEKIROの圧倒的な親切さを知った後だとちょっとつらい感じ。とはいえ、流石に根本的なゲーム部分はちゃんと出来ているし、そもそも中世ファンタジー風の良作ソウルライクゲーってあんまりないはず*1なので、唯一無二という意味でちゃんと存在価値は確保できていると思う。


DARK SOULS REMASTERED - Switch

DARK SOULS REMASTERED - Switch

  • 発売日: 2018/10/18
  • メディア: Video Game
SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE - PS4

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE - PS4

  • 発売日: 2019/03/22
  • メディア: Video Game

*1:評判の良いソウルライクゲーだと、「仁王」シリーズは和風、「THE SURGE」シリーズと「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー」はSFのためそう判断した。