1月に読んだ本のまとめ。
飯田一史『ベストセラー・ライトノベルのしくみ』(青土社、2012年)
ベストセラー・ライトノベルのしくみ キャラクター小説の競争戦略
- 作者:飯田一史
- 発売日: 2012/04/10
- メディア: 単行本
藤野可織『来世の記憶』(KADOKAWA、2020年)
SFとフェミニズム要素が多めの短編集。いかんせんどれも小粒すぎるが、とはいえわりとおもしろい。「切手占い殺人事件」「誕生」「いつかたったひとつの最高のかばんで」あたりが好み。井上雅彦監修『ダーク・ロマンス(異形コレクションXLIX)』(光文社文庫、2020年)
伴名練目当て。まあなんかアンソロジーって感じ。伴名練「兇帝戦始」と図子慧「ぼくの大事な黒いねこ」が割と良かった。石川宗生『ホテル・アルカディア』(集英社、2020年)
ぼくはこの手の「短編を雑多にまとめて長編と称している系の長編」が大の苦手なのだけど、その割には比較的楽しめた。個々の短編が、不条理文学っぽさもありラテンアメリカ文学っぽさもありSFっぽさもあって絶妙だったからかなあ。若島正『殺しの時間』(バジリコ株式会社、2006年)
- 作者:若島 正
- 発売日: 2006/09/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
ウラジーミル・ソローキン『マリーナの三十番目の恋』(河出書房新社、2020年)
- 作者:ウラジーミル・ソローキン
- 発売日: 2020/10/23
- メディア: 単行本