だいぶ不条理度高めの短編集/今村夏子『木になった亜沙』
『あひる』とか『むらさきのスカートの女』とかよりもだいぶ不条理度高め。今村夏子って基本的にはリアリズムの作家だと思っていたので意外だった。とはいえ面白い。表題作「木になった亜沙」と「的になった七未」のプロットがほとんど同じだという難はあるものの、全体的には満足度が高い。
- 作者:今村夏子
- 発売日: 2019/06/07
- メディア: 単行本