読んだSCP(2021/10)

10月に読んだSCPのまとめ。

SCP-CN-2999 - Observator Ex Machina

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現実改変みたいな現象を抑える人工の神様Thaumiel。世界滅亡直前の奮闘を描いた補遺は、キリ番コンテストではよくあるネタなのであまり新鮮味はないが、財団製Thaumielの作成過程を比較的具体的に記述するのは珍しくて面白い。

あと、SCP-001に言及されるオブジェクトはよくあるが、SCP-001に言及するオブジェクトって割と珍しいような。そこも新鮮である反面、なんか陳腐なメタネタに回収されそうで微妙にも感じた。まあ余談的な触れ方なので個人的には許容範囲内。

中国の2000コンテストのお題は「不確実」なのだけれども、これって量子論ネタなのかなあ。だとするとオブザーバーの日本語訳は「観察者」よりも「観測者」のほうが良さそう?

SCP-CN-2879 - 大きな穴杓子

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複数の全然違う報告書が出てきて面食らうが、大雑把にはわかりやい。ただ、結局どういうことかなーと考えるととたんにわけがわからなくなる。ディスカッション覗いたらわりとよくあるオチでまあこんなもんかなあと。

SCP-2998-JP - 涅槃寂静

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なーんか鵺が妙にキュートで愛らしいのよね。人類と対立してもなお比較的冷静にコミュケーションを取ろうとするところとか可愛くないですか? 投票云々のギミックは完全に蛇足だと思う。

SCP-2222-JP - 灯

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財団に脅威を引き起こすよくわからん光と思いきや……なアレ。凝ってはいるがいまいち驚きに欠けるような。メタ的な意味はよくわからなかった。

SCP-2006-JP - 人類の夢に救済を

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本来SCP認定されそうな異常なものが「女神」と呼ばれていて、財団の対処法がThaumielのSCPとなっていることに違和感。まあ「女神」はこのカノンでは自然現象に当たるからいいのか。本来の夢は形而上空間であるっていう大本のアイデアは面白い。