トヨザキ社長、ぼくの書評が杜撰じゃなくてTikTokerけんごの小説紹介が杜撰だとは思えないんですけど

togetter.com
書評家の豊崎由美が、小説紹介をするTikTokerけんごのことを批判して炎上している。けんごのことはぼくは噂でしか知らなかったので、あらためてちょろっと見てみたのだけれども、まあ確かに本の紹介としてはわりと適当な部類だとは思うが、でも別に本の紹介が適当だったとしても、誤読とか差別発言とかがなければ大した問題もないし、本が売れるのは素晴らしいことだと思う(ぼく自身は特に参考にすることはないと思うが……)。


ところでぼくは以前『石原慎太郎を読んでみた』の書評を書いたのだけれど、実はその書評に豊崎由美が好意的に言及している。

なのだが、自分でいうのも何なんだけれども、ぼくはこの書評がしっかりしているとは到底思えない。一応それなりにちゃんとは読んだし、的外れなことは書いていないつもりだけれども、だいぶ適当な感想だし、この書評からぼくが丁寧に読んだかどうかを判断することはできないと思う。なので、そんな「杜撰な書評」を褒めるばかりか、「丁寧に読んでくれた」と評するのはちょっと豊崎由美の感覚が変だと感じた。そういう違和感があったため、せっかく本人が反応したにもかかわらず、今まで特にこのブログで言及することはなかった。

で、ふと思ったのだけれども、そもそも豊崎由美は、他人の書評を評価する能力がわりと怪しいのでは。けんご批判も、TikTokに対する偏見があるというだけではなく、けんごの紹介を正しく評価する能力がないという側面があるのではないか。


ただし、ぼくが実は類まれなる書評の天才であり、豊崎由美があの書評を読んでそのずば抜けた才能を見抜いた、という可能性はあるため、その点はご注意を。