2022-04-01 読んだ本(2022/3) 読んだ本 3月に読んだ本のまとめ。 品田遊『ただしい人類滅亡計画』(イースト・プレス、2021年) ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語 (コルク)作者:品田遊コルクAmazonまあアンチョコって感じ。 斜線堂有紀『愛じゃないならこれは何』(集英社、2021年) 愛じゃないならこれは何 (ジャンプジェイブックスDIGITAL)作者:斜線堂有紀集英社Amazonいうほど地獄って感じでもないような。。。 渡航『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(14.5)』(ガガガ文庫、2021年) やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。14.5 (ガガガ文庫)作者:渡航小学館Amazonまあどうでもいいかな。 伴名練「葬られた墓標」(『文學界』2022年2月号) 文學界(2022年2月号) (特集「 AIと文学の未来」)文藝春秋Amazonイーガン「誘拐」とか伏見完「仮想の在処」とかの変奏ではあるんだけど、捻り方が尋常じゃなくて衝撃を受けた。こういう、別段高度なわけではないのに意表を突くような捻りができるのは、あまり言われてはいないけど伴名練の武器の1つだよなあ。 吉本佳生、西田宗千佳『暗号が通貨になる「ビットコイン」のからくり』(講談社ブルーバックス、2014年) 暗号が通貨になる「ビットコイン」のからくり (ブルーバックス)作者:吉本佳生,西田宗千佳講談社Amazonうーんまあ技術周りの話は最低限しっかりしているし、経済学的な話もそこそこ盛り込まれている。「ビットコインの未来」的な話はいまいちだが、まあ岡目八目ではあるので。とはいえせっかくブルーバックスなんだしもうちょい技術周りの話もほしかったところ。 海老原嗣生『年金不安の正体』(ちくま新書、2019年) 年金不安の正体 (ちくま新書)作者:海老原嗣生筑摩書房Amazon年金制度に関する説明に関してはかなり的確でおすすめできる。一方で、増税=消費税増税という論調があまりにも強すぎて、わざわざ章をさいてまでのはどうかと思うし、主旨もブレている。労働系や福祉系の人はなぜか共通して、所得税や法人税などをほぼ検討しないというのだけれど、ほんとなんでなんだろうねえ。 松尾豊編著『超AI入門』(NHK出版、2019年) 超AI入門 ディープラーニングはどこまで進化するのか作者:松尾 豊,NHK「人間ってナンだ?超AI入門」制作班NHK出版Amazon薄っぺらいかなあ。AI知識ゼロの人ならアリだとは思うけど。