イグノーベル賞のハイゼンベルグ確定性講演は廃止され、24/7レクチャーとなった

イグノーベル賞にはハイゼンベルグ確定性講演という短いスピーチがあるというのを、山形浩生ポール・クルーグマンの講演を訳したもので知っていた。
cruel.org
……のだけれど、この講演の情報、日本語では他に全然情報が見当たらない。ググってもハイゼンベルグ不確定性原理ばっかヒットするし。五十嵐杏南というサイエンスライターによるイグノーベル賞の解説本『ヘンな科学』でも、ハイゼンベルグ確定性講演の情報は載っていなかった。

ということで英語で検索してみたところ、公式サイトに専用ページがあったので一発で解決。
improbable.com
公式サイトによると、ハイゼンベルグ確定性講演は1999年で終了し、2001年からは「24/7レクチャー」という講演になっている模様。これは、講師がまずあるトピックについての説明を24秒で行い、その後その要約を7単語で行うというもの。講演内容の文字起こしも載っており、前述のクルーグマンや作家のニール・ゲイマン、さらには日本人もちょこちょこ講演している様子。

ということで、イグノーベル賞のハイゼンベルグ確定性講演は廃止され、24/7レクチャーとなったようです。まあこんなことでも日本語でほとんど情報がないので、日本語にしておくのは多少有益なのではないでしょうか。