ポケモンファンにとってはボリューム不足/「ポケットモンスター ソード・シールド 鎧の孤島」

ストーリーは短いなりに悪くない。ボリュームは少ないが、ポケモンというゲームであまり長いストーリーがあると逆に邪魔に感じる人もいると思うので、そこはまあ納得できる。新キャラクターも割と魅力的で、お話としても最低限のものは満たしていると思う。

ただまあ、それ以外の部分のボリュームは物足りないよねー。いろいろと便利な施設が増えるのは悪いことではないんだが、穿った見方をすれば「課金しないと便利な施設は使わせません」ってことでもあるし。そして何より、新しいポケモンがたったの3匹しかいないというのはつらい(ガラルヤドラン・ダクマ・ウーラオス)。発表されていない新ポケモンがいるだろうとワクワクしてたので、結構肩透かしな気分。

……ただしこれは、それなりに年季の入ったポケモンファンの意見である、ということは言っておきたい。過去作をそんなにプレイしていないユーザーにとっては、一気に100匹以上のポケモンが追加されることになるので、これは結構なボリュームだろう。まあ、いったんリストラしてDLCで追加するというのはマッチポンプ気味ではあるが……。

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悪ふざけ一歩手前の死体遊びアンソロジー/藤井太洋ほか『屍者たちの帝国』

いやーいいわあ。伊藤計劃の小説の特徴の一つに、「悪ふざけ一歩手前で楽しく小説を書く」というのがあるとぼくは思っているんだけど、その感じがビンビンに伝わってくる。参加者があまり肩肘を張っていないのが非常によい。

たぶん、屍者といういくらでも風呂敷を広げられる設定が、その楽しさに貢献しているんだろう。伊藤計劃の残した未完の遺作を元に、悪ふざけ一歩手前の死体遊びが繰り広げられるというのは、まあ悪い冗談のようにも聞こえるが、面白いんだからしょうがない。

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血と獣の世界と思ったら異世界だった/「BloodBorne」

初フロムゲーだがめちゃくちゃおもしろい。圧倒的に良かったのは世界観で、おどろおどろしい血と獣の世界から、一気に異世界に突入するという仕掛けはとてもよかった。難易度は(「仁王」経験者にとっては)ほどほどで、理不尽なボスはそんなにいないかなーという印象。

WiiU、タッチしづらくね?/「タッチ!カービィ スーパーレインボー」

タッチ! カービィ スーパーレインボー - Wii U

タッチ! カービィ スーパーレインボー - Wii U

  • 発売日: 2015/01/22
  • メディア: Video Game
ゲームとしてはまあ普通に良作という感じ。DS版を正当進化させた感じで、あまり他のゲームにはない感じの体験ができる。コピー能力がなくなってしまったのは残念だが、ゲームとしての欠点はそれぐらい。

ただ……WiiUゲームパッドってタッチしづらくね? DSよりも圧倒的にゲームパッドのほうが厚いので、手の置き方にだいぶ悩まされた。ぼくが割と最近WiiUを買って、しかもタッチペンをしっかり使うタイプのゲームをやるのははじめてだから、というのはあるんだけれども。

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より無難で丸くなった戦国死にゲー/「仁王2」

仁王2

仁王2

  • 発売日: 2020/03/12
  • メディア: Video Game

正当進化した部分はけっこう多く、特に戦っていて楽しいボスがかなり増えたのはよかった。妖怪技やカウンターなどの要素が増えたことによって戦術幅がかなり広がったため、ボス戦の楽しさは前作以上。カウンターゲー感は若干出てしまっているが、チクチク殴るよりはこっちのほうが楽しいかなあとは思う。

ストーリーもよかった。主人公と木下藤吉郎の2人で「秀吉」として戦国時代を勝ち抜いていくストーリー……かと思いきや、終盤の展開はすごく意外性があって、かなりびっくりした。史実への妖怪要素などのねじ込み方も悪くない。