読んだマンガ(2021/6)

6月に読んだマンガのまとめ。

読んだ本(2021/6)

6月に読んだ本のまとめ。

世界観を大切にしてくれたバンナムえらい/「New ポケモンスナップ」

New ポケモンスナップ|オンラインコード版ポケモンAmazonまあ正直、ちょっと難のある部分は多いかなあとは思う。根本的な問題としてレールシューティング的なシステムが面白いとは思えず、「ポケモンスナップ」が出た当時はハードスペックも低かったからそう…

マジックリアリズム風味の「やる文学」/「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」

What Remains of Edith Finch 『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』|オンラインコード版発売日: 2019/12/02メディア: Software Downloadマジックリアリズムの風味を感じた。ゲームでマジックリアリズムに遭遇するのは珍しい気がする。良くも悪くも「やる…

オンライン前提の作りはゲームの寿命を縮める/「ダークソウル2」

DARK SOULS II SCHOLAR OF THE FIRST SIN - PS4フロムソフトウェアAmazon前作からはあまり質は変わらず、量ががっつり増えたという印象。黒渓谷やアマナの祭壇の悪評はプレイ前から目にしていたが、実際にプレイしてみるとまあクソではあるんだけど、ダクソ1…

読んだ本(2021/5)

5月に読んだ本のまとめ。

雰囲気ゲーこそ操作性の良さが必要なのでは/「ワンダと巨像」

【PS4】ワンダと巨像発売日: 2018/02/08メディア: Video Gameあまり他に例のないゲーム性に加え、UIのゲームっぽい要素を極力排して雰囲気作りを徹底しているゲーム。なんだが、操作性の微妙さに雰囲気をぶち壊されたという印象が強い。まあもっさり感のある…

保険会社視点の保険金殺人モノって珍しいかも/貴志祐介『黒い家』

黒い家 (角川ホラー文庫)作者:貴志 祐介発売日: 2012/10/01メディア: Kindle版貴志祐介の日本ホラー小説大賞受賞作。何よりも、保険会社の視点から保険金殺人モノを書くというのが面白い。貴志は保険会社に勤めていたようなので、そこのディティールがしっか…

アクションとしてはそこそこ、アドベンチャーとしては傑作/「スーパーメトロイド」

スーパーメトロイド [WiiUで遊べるスーパーファミコンソフト][オンラインコード]発売日: 2014/10/31メディア: Software Downloadアクションとしてはそこそこ、アドベンチャーとしては傑作という感じで、マップを調べてちょっとずつ範囲を広げていくのがとて…

「デモクラシーの一概にはいえなさ」をそのまま書籍化した奇妙な本/杉田敦『デモクラシーの論じ方』

デモクラシーの論じ方 ――論争の政治 (ちくま新書)作者:杉田敦発売日: 2014/07/12メディア: Kindle版デモクラシーとはどのようなものか、というのは、思慮深い人であればまあ一概には答えられない疑問だと思う。本書は、そのような「デモクラシーの一概にはい…

読んだマンガ(2021/4)

4月に読んだマンガのまとめ。

読んだ本(2021/4)

4月に読んだ本のまとめ。

テンポが良すぎて気楽にプレイできるアクションゲーム/「Celeste」

Celeste|オンラインコード版発売日: 2018/05/10メディア: Software Download高難易度アクションゲームだが、目を引くのは圧倒的なテンポの良さ。いわゆる死にゲーなのだけれど圧倒的に快適にプレイができる。また、そのテンポの良さのおかげで、試行錯誤をす…

オタクの原作主義はフェミニズムと相性が悪い

要約 フェミニズムの、女性差別的な描写をなくすべきという思想は、オタクの原作主義と相性が悪い。そしてそれが原因で、「オタクはアンチフェミ」というように見えやすいのではないか? ポケモンのタマムシシティにいる、ジムを覗いているおじいさん、海外…

『おにぎりスタッバー』の大澤めぐみが帰ってきた/大澤めぐみ『Y田A子に世界は難しい』

Y田A子に世界は難しい (光文社文庫)作者:大澤 めぐみ発売日: 2021/02/09メディア: Kindle版『おにぎりスタッバー』での圧倒的饒舌JK文体で鮮烈なデビューを果たした大澤めぐみだが、その後の大澤の小説では、その印象的な文体は鳴りを潜めていた。文体を非常…

たいへんしんどいADHDアイドルオタク小説/宇佐見りん『推し、燃ゆ』

推し、燃ゆ作者:宇佐見りん発売日: 2020/09/10メディア: Kindle版たいへんしんどい小説である。主人公はおそらくADHDであり、そのためかかなり破滅的な人生を送っている。特に人間関係はかなりボロボロで、友達っぽい友達は1人ぐらい(しかもオタ友)しかお…

恐竜を飼うことに重点を置いたクラフトゲー/「ARK: Survival Evolved」

【PS4】ARK: Survival Evolved発売日: 2017/10/26メディア: Video Gameオープンワールドのクラフトゲーではあるんだが、まあ本作の魅力は、恐竜を飼うことにあるでしょう。恐竜を飼うことによって、さまざまな意味で「世界が広がる」感覚は、なかなか他のゲ…

あとはスリムにしてちくまプリマー新書に入れれば完璧/戸田山和久『教養の書』

教養の書作者:戸田山和久発売日: 2020/06/05メディア: Kindle版戸田山和久による、実存が込められた「教養」の本。ギリシャ哲学から進化論や認知心理学まで、非常にさまざまな分野の上に「教養」を定義づけるという、気合の入った試み。教養という概念が持つ…

いいからとっとと金よこせ!/松尾匡『左翼の逆襲』

左翼の逆襲 社会破壊に屈しないための経済学 (講談社現代新書)作者:松尾匡発売日: 2020/11/18メディア: Kindle版前半はいつもの松尾の反緊縮アジ。とはいえ、歴史的な経緯の整理については、レフト3.0の失速までしっかり書いていて誠実さを感じる。後半の方…

読んだマンガ(2021/3)

3月に読んだマンガのまとめ。

読んだ本(2021/3)

3月に読んだ本のまとめ。

10年代の面白い日本SFを網羅するアンソロジー/大森望、伴名練編『2010年代SF傑作選(1・2)』

2010年代SF傑作選1 (ハヤカワ文庫JA)発売日: 2020/02/06メディア: 文庫2010年代SF傑作選2 (ハヤカワ文庫JA)発売日: 2020/02/06メディア: 文庫10年代の面白い日本SFを網羅しようという気概が感じられる。また、流石に傑作選を謳うだけあり、ある程度制約があ…

「○○っす」とジェンダー解体の意外なつながり/中村桃子『新敬語「マジヤバイっす」』

新敬語「マジヤバイっす」: 社会言語学の視点から作者:桃子, 中村発売日: 2020/03/12メディア: 単行本まず、「○○っす」という言葉遣いが、単なる教養のない若者の言葉というだけでなく、敬意と親しさの両方を表現する機能を持つというだけでもけっこう面白い…

風俗小説やメタミステリーとしてはだいぶ力作/辻真先『たかが殺人じゃないか』

たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説作者:辻 真先発売日: 2020/05/29メディア: Kindle版風俗小説やメタミステリーとして読むとだいぶ力作。戦後日本という舞台設定が単なる飾りにとどまっておらず、ミステリーという形式を成り立たせるものとなっている…

中島敦って実はめちゃくちゃ頭でっかちインテリ嫌いだったのでは?/中島敦「かめれおん日記」

中島敦 (ちくま日本文学 12)作者:中島 敦発売日: 2008/03/10メディア: 文庫佐野幹『「山月記」はなぜ国民教材となったのか』では、中島敦「山月記」は頭でっかちなインテリを批判するような教育的な意図があり、それが教科書に採択され続けてきた側面がある…

政治と宗教によって歪められてきた時間の歴史/リオフランク・ホルフォード‐ストレブンズ『暦と時間の歴史』

暦と時間の歴史 (サイエンス・パレット)作者:Leofranc Holford-Strevens発売日: 2013/09/26メディア: 新書主に暦の歴史に重点を置いた本。200ページの新書のわりにはだいぶ情報量が多い。若干ニッチさは否めないが、それでも年月日時というわれわれが当たり…

クセも特徴も薄いFE/「ファイアーエムブレム 烈火の剣」

ファイアーエムブレム 烈火の剣 [WiiUで遊べるゲームボーイアドバンスソフト][オンラインコード]発売日: 2014/10/30メディア: Software Downloadヘクトル編は未プレイ。主人公格のキャラクターが3人いるという点は特徴的だが、それ以外はこれといった特徴が…

読んだ本(2021/2)

2月に読んだ本のまとめ。

くさや/「Getting Over It with Bennett Foddy」

store.steampowered.com ゲームの根本にある哲学やゲーム性、そして巧みなマップデザインに不条理な世界観など、さまざまな長所があるのだけど、絶望的な操作性の悪さがすべてをぶち壊しており、クソゲー一歩手前といってもいいとは思う。ただ、このゲームの…

経営目線での分析が得意な飯田の本領発揮/飯田一史『マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの?』

マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの? マンガアプリ以降のマンガビジネス大転換時代 (星海社新書)作者:飯田 一史発売日: 2018/07/27メディア: 新書最近どんどん存在感を増しているマンガアプリの現状分析の本。各種マネタイズの手法についての鮮やかな分析は…