2018-01-01から1年間の記事一覧

今年の10冊(2018)

2018年に読んだ、印象に残った本およびその印象のまとめ(小説とノンフィクションをそれぞれ10冊ずつ)。

バランスのとれた理想的なFE/「ファイアーエムブレム 新・紋章の謎」

ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~ 出版社/メーカー: 任天堂 発売日: 2010/07/15 メディア: Video Game 購入: 31人 クリック: 311回 この商品を含むブログ (79件) を見る ほどよいバランスでとてもおもしろかったと思う。難易度はそこそこと…

面白くないのになぜかやってしまう不思議なゲーム/「Euro Truck Simulator 2」

面白いゲーム、というわけではない。単にトラックを運転して荷物を運ぶだけのゲームで、名前の通りシミュレーターに近い。テンポも悪いし。一応申し訳程度のゲーム要素として経営シミュレーションもできるけど、本当に申し訳要素だし。 でもなぜか、気づいた…

粒ぞろいの中国SFアンソロジー/ケン・リュウ編『折りたたみ北京』

折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5036) 作者: 郝景芳,ケンリュウ,牧野千穂,中原尚哉,大谷真弓,鳴庭真人,古沢嘉通 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2018/02/20 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ …

味方ユニットを計画的に殺していく珍しいゲーム/「ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣」

ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣[WiiUで遊べる ニンテンドーDSソフト] [オンラインコード] 出版社/メーカー: 任天堂 発売日: 2016/02/10 メディア: Software Download この商品を含むブログを見る このゲームのFEとしての最大の特徴はおそらく、味…

というか円城塔ってこんなに長編少なかったのね/円城塔『エピローグ』

エピローグ (ハヤカワ文庫JA) 作者: 円城塔 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2018/02/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る この壮大な一冊を読んで、真っ先に思い出したのは円城塔のデビュー作『Self-Reference ENGINE』だ。あれも相当な巨編だ…

いろいろと大雑把/「ファイアーエムブレム 覚醒」

ハッピープライスセレクション ファイアーエムブレム 覚醒 - 3DS 出版社/メーカー: 任天堂 発売日: 2016/09/15 メディア: Video Game この商品を含むブログを見る 全体的に大雑把な印象が否めない。特に気になったのはクラスチェンジの自由度がやたらと高い…

面白かったマンガ(2018/11)

11月に読んで面白かったマンガのまとめ。

面白かった本(2018/11)

11月に読んで面白かった本のまとめ。

リブートってこんなもんなのかね/「ポケットモンスター Let's Go! イーブイ」

ポケットモンスター Let's Go! イーブイ- Switch 出版社/メーカー: 任天堂 発売日: 2018/11/16 メディア: Video Game この商品を含むブログ (1件) を見る 機能の削除っぷりがすさまじくてびっくり。USUMからの機能縮小ならまだしも、ファイアレッド・リーフ…

デモ版なのにここまで充実しちゃっていいの?/「DELTARUNE」デモ版

www.deltarune.com まず戦闘システムは、明らかに「UNDERTALE」より進化している。敵の攻撃をギリギリでよけるとMP(みたいなもの)が回復するというシステムが秀逸で、敵の攻撃のターンがただ避けるだけの場でなく、次の自分のターンに備えるための準備ター…

初FEでも無理なく楽しめる/「ファイアーエムブレム 聖魔の光石」

ファイアーエムブレム 聖魔の光石 [WiiUで遊べるゲームボーイアドバンスソフト][オンラインコード] 出版社/メーカー: 任天堂 発売日: 2014/10/30 メディア: Software Download この商品を含むブログを見る ファイアーエムブレムシリーズって難しいと聞いてい…

面白かったマンガ(2018/10)

10月に読んで面白かったマンガのまとめ。

面白かった本(2018/10)

10月に読んで面白かった本のまとめ。

何をどう扱おうとも円城塔は円城塔である/円城塔『文字渦』

文字渦 作者: 円城塔 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2018/07/31 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る この連作短編集の特徴は2つ。1つはほとんどが文字についての小説だということで、もう1つは和風・中華風だということだ。 前者につい…

村田沙耶香の脳内を見せてくれる貴重な本/村田沙耶香『となりの脳世界』

となりの脳世界 作者: 村田沙耶香 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2018/10/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 村田沙耶香は、何を考えているのかだいぶわかりづらい人間だと思う。テレビとかに出ていてもすごく無害そうな表情…

ペルソナってピクミンに似てるのかも?/「ペルソナQ」

ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス - 3DS 出版社/メーカー: アトラス 発売日: 2014/06/05 メディア: Video Game この商品を含むブログ (38件) を見る プレイしながら、漫然と「なんか物足りないなあ~」という印象がずっとあったゲーム。で、クリア直前…

面白かったマンガ(2018/9)

9月に読んで面白かったマンガのまとめ。

面白かった本(2018/9)

9月に読んで面白かった本のまとめ。

明るく易しいDMC/「ベヨネッタ」

ベヨネッタ|オンラインコード版 出版社/メーカー: 任天堂 発売日: 2018/02/16 メディア: Software Download この商品を含むブログを見る デビルメイクライシリーズが好きな人にとっては、物足りなさを感じる部分があるかも。でも、個人的にはかなり楽しく遊…

ファンサービス満載ではあるんだけど/早坂吝『メーラーデーモンの戦慄』

メーラーデーモンの戦慄 (講談社ノベルス) 作者: 早坂吝 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/09/07 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 上木らいちシリーズの集大成ではある。上木らいちシリーズの過去4作にたびたび言及し、さらにはゲストキャラ…

村田沙耶香の集大成兼寄せ集め/村田沙耶香『地球星人』

地球星人 作者: 村田沙耶香 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2018/08/31 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る ある意味でこの小説は、村田沙耶香の小説の集大成といえるだろう。この小説には、過去に村田が書いてきたテーマがふんだんに詰め込まれ…

面白かったマンガ(2018/8)

8月に読んで面白かったマンガのまとめ。

面白かった本(2018/8)

8月に読んで面白かった本のまとめ。

人文系ヘタレ中流インテリのための進化論入門/吉川浩満『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』

人間の解剖はサルの解剖のための鍵である 作者: 吉川浩満 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2018/07/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る 『理不尽な進化』の著者・吉川浩満によるエッセイ集。進化論や行動経済学によって大幅な転…

王道と思いきや変化球バンバン投げてくる/森下suu『日々蝶々(1~12)』

日々蝶々 1 (マーガレットコミックスDIGITAL) 作者: 森下suu 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2013/04/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 基本的には、まともに男と喋れない女の子とまともに女と喋れない男の子による、王道少女漫画ではあ…

いくらストーリー自体が魅力的でも/「レイジングループ」

レイジングループ 【同梱特典】特製ステッカー 同梱 - PS4 出版社/メーカー: ケムコ 発売日: 2018/01/25 メディア: Video Game この商品を含むブログ (3件) を見る 人狼に興味を持って、でもいきなりプレイするのはちょっとハードル高いかなと思ったので、と…

面白かったマンガ(2018/7)

7月に読んで面白かったマンガのまとめ。

面白かった本(2018/7)

7月に読んで面白かった本のまとめ。

木下古栗と反緊縮

早稲田文学 記録増刊 震災とフィクションの“距離” 作者: 古川日出男,阿部和重,円城塔,川上未映子,福永信,青木淳悟,芳川泰久,重松清,中村文則,村田沙耶香,中森明夫,木下古栗,鹿島田真希,斎藤環,松田青子,牧田真有子,朝吹真理子,篠山紀信 出版社/メーカー: 早…