神山仁那は本当に「ミニスカート」に「さよなら」できるか?/牧野あおい『さよならミニスカート(1~2)』
「本当に神山仁那は「ミニスカート」に「さよなら」できるのか?」というのが、最初に読んだときに受けた印象だった。早々に「仁那を襲った犯人=堀内光」という路線を捨ててしまったので、仁那が少女マンガ的な文脈の中で堀内と結ばれるに至る、という終わりが容易に想像でき、それはおそらく「ミニスカートからはさよならできない」ことを意味する。
本当にそれで良いんだろうか? 男性社会によって傷つく女の子を救うことができるのは、少女マンガの白馬の王子様だけなんだろうか? ぼくはそんなことはないと思う。だからなんとしても、このマンガだけは普通の少女マンガみたいな終わりを迎えてほしくないんだけれども……。 続きを読む
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読んだマンガ(2020/8)
8月に読んだマンガのまとめ。
続きを読む読んだ本(2020/8)
8月に読んだ本のまとめ。
続きを読む高難易度なアクション「RPG」/「ダークソウル」
DARK SOULS REMASTERED (特典なし) - PS4
- 発売日: 2018/05/24
- メディア: Video Game
マップは、シームレスかつ程よく入り組んだ立体構造はわりと好み。また、敵キャラクターも含めて中世ファンタジー風のデザインは魅力的。その一方で、狭い足場でプレイヤーを殺そうとするマップが何個もあるのはちょっとしつこい感じがする。
続きを読む伴名練っぽさの詰まった佳作短編/伴名練『全てのアイドルが老いない世界』
手持ちの駒で器用に短編を一本作り上げた感じかな。百合・吸血鬼・歴史改変と伴名練がよく使っている要素で構成された小説なので、新鮮味は薄い。とはいえ、それらの設定をうまくアイドルという現象に絡めてSFに練り上げるのは見事。
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