ポケモンDPtのライバルと、ムクホークのかげぶんしん

ポケモンDPtのライバルは、元々はお調子者だが、ギンガ団のジュピターに敗北したことをきっかけに成長して、やや落ち着いた人間になった。そのような心境の変化が、ムクホークに覚えさせている技とリンクしているのではないか。



ポケモンWikiによると、ライバルはヨスガシティでのバトルから、ムクバードにかげぶんしんを覚えさせている。バトル後の会話では「あいてのわざはぜんぶかわす」と発言しており、ムクバードかげぶんしんはまさにその戦法を体現したものである。そして、ミオシティでのバトルまで、ライバルはムクバードかげぶんしんを覚えさせたままでいる。興味深いことに、プラチナではムクバードムクホークに進化しているのだが、進化時に覚えるはずのインファイトを捨ててまでかげぶんしんを残している(まあ難易度調整の側面もあるのだろうが)。

しかし、その戦法を使い続けていたライバルは、ギンガ団のジュピターに敗北する。そしてそのリベンジ戦となるやりのはしらでのダブルバトルでは、ムクホークかげぶんしんを忘れ、インファイトを覚えている。これは、ジュピターに敗北したことをきっかけに起こったライバルの心境などの変化が、ムクホークの技に反映されているのではないかと思われる。お調子者の机上の空論であったかげぶんしん戦法から、インファイトなどの技を使った現実的な戦法へと変化したのである。


……というのを、剣盾発売直後にホップのウッウバイウールーについての考察を読んだのをきっかけに思いついたまま、特に文章化していなかった。せっかくBDSPが発売されるので、今のうちにエントリー化しておく。BDSPでのライバルのムクホークの扱いがどうなるか、個人的に楽しみにしている。