2021-12-01 読んだ本(2021/11) 読んだ本 11月に読んだ本のまとめ。 柴田勝家『アメリカン・ブッダ』(ハヤカワ文庫JA、2020年) アメリカン・ブッダ (ハヤカワ文庫JA)作者:柴田 勝家早川書房Amazon「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」以外はどうも小粒な感じ。どっかで見たような話か、独自性はあるもののしょぼい話か。バカ話であればあるほど面白いという印象があり、「一八九七年:龍動幕の内」の本編である『ヒト夜の永い夢』はだいぶデタラメ度高そうなのでそれは楽しみにしておく。 アーネスト・ヘミングウェイ『老人と海』(新潮文庫、2020年) 老人と海(新潮文庫)作者:ヘミングウェイ新潮社Amazon古典。中盤がつまらない。 新城カズマ『日本SFの臨界点 新城カズマ 月を買った御婦人』(ハヤカワ文庫JA、2021年) 日本SFの臨界点 新城カズマ 月を買った御婦人 (ハヤカワ文庫JA)作者:新城 カズマ早川書房Amazonまあ先見の明みたいなものはすごいあると思った。 劉慈欣『三体Ⅲ(上・下)』(早川書房、2021年) 三体Ⅲ 死神永生 上作者:劉 慈欣早川書房Amazon三体Ⅲ 死神永生 下作者:劉 慈欣早川書房Amazon壮大なバカSFの3作目。詳細はここ。 木下古栗「僕の人生の物語」(西崎憲編『kaze no tanbun 夕暮れの草の冠』柏書房、2021年6月) kaze no tanbun 夕暮れの草の冠作者:西崎 憲,青木 淳悟,円城 塔,大木 芙沙子,小山田 浩子,柿村 将彦,岸本 佐知子,木下 古栗,斎藤 真理子,滝口 悠生,飛 浩隆,蜂本 みさ,早助 よう子,日和 聡子,藤野 可織,松永 美穂,皆川 博子柏書房Amazonこれは、チャンのパロディということでいいんだよね? あまりにもしょうもなさすぎて失笑してしまった。 高野史緒『まぜるな危険』(早川書房、2021年) まぜるな危険作者:高野 史緒早川書房Amazon危険とはいいますけれども、いうほど危険じゃないかなあ。特に「ドグラートフ・マグラノフスキー」なんかは思いっきり『ドグラ・マグラ』に負けてる感じはする。まあぼくがあんまりドスト読んでないのもあるのでなんともだが。 トーマス・トウェイツ『ゼロからトースターを作ってみた結果』(新潮文庫、2015年) ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫)作者:トーマス トウェイツ新潮社Amazonゼロからトースターを作った狂人の記録。詳細はここ。