読んだ本(2021/11)

11月に読んだ本のまとめ。

柴田勝家アメリカン・ブッダ』(ハヤカワ文庫JA、2020年)

雲南省スー族におけるVR技術の使用例」以外はどうも小粒な感じ。どっかで見たような話か、独自性はあるもののしょぼい話か。バカ話であればあるほど面白いという印象があり、「一八九七年:龍動幕の内」の本編である『ヒト夜の永い夢』はだいぶデタラメ度高そうなのでそれは楽しみにしておく。

新城カズマ『日本SFの臨界点 新城カズマ 月を買った御婦人』(ハヤカワ文庫JA、2021年)

まあ先見の明みたいなものはすごいあると思った。

劉慈欣『三体Ⅲ(上・下)』(早川書房、2021年)

壮大なバカSFの3作目。詳細はここ

木下古栗「僕の人生の物語」(西崎憲編『kaze no tanbun 夕暮れの草の冠』柏書房、2021年6月)

これは、チャンのパロディということでいいんだよね? あまりにもしょうもなさすぎて失笑してしまった。

高野史緒『まぜるな危険』(早川書房、2021年)

危険とはいいますけれども、いうほど危険じゃないかなあ。特に「ドグラートフ・マグラノフスキー」なんかは思いっきり『ドグラ・マグラ』に負けてる感じはする。まあぼくがあんまりドスト読んでないのもあるのでなんともだが。

トーマス・トウェイツ『ゼロからトースターを作ってみた結果』(新潮文庫、2015年)

ゼロからトースターを作った狂人の記録。詳細はここ