料理の理屈を理解する/五藤隆介『チューブ生姜適量ではなくて1cmがいい人の理系の料理』

サンプルだけ読んで、料理初心者のためにやたらとバカ丁寧に具体的なレシピが書いてあるだけの本かと勘違いしていたんですが、あらためて読んでみたら思ったよりもよい本だった。ひとつひとつの用語の定義を明確にしてくれるので、曖昧さがない。また、料理の工程や調味料の役割、食材の保存方法などを物理的あるいは化学的に平易に説明しており、料理の理屈が理解できるようになっている。ちょっと内容的に薄すぎるきらいはあるし、レシピが1つしか載っていないのは難点ですが、そこはググれカスっていうことで。