読んだ本(2020/10)

10月に読んだ本のまとめ。

西尾維新サイコロジカル(上・下)』(講談社文庫、2008年)

クビキリサイクル』のリブートみたいなものとしてよくできてる。

遠野遥『破局』(河出書房新社、2020年)

破局

破局

主人公のズレた感じが最後まで相対化されないのが、わりと良かった。

西尾維新ヒトクイマジカル』(講談社文庫、2008年)

まずやたらと長く、その長さが作品の重厚さにあまり貢献してない感じはする。似たようなトリックも3回目だとさすがに飽きる。あとは不死どうこうもあまり突っ込んだ説明がされなかったので消化不良気味。

木下古栗『サピエンス前戯』(河出書房新社、2020年)

サピエンス前戯 長編小説集

サピエンス前戯 長編小説集

  • 作者:木下古栗
  • 発売日: 2020/08/26
  • メディア: 単行本
未完成の小説の続きをAIで執筆した衝撃の長編小説集。詳細はここ

宮部みゆき『さよならの儀式』(河出書房新社、2019年)

さよならの儀式

さよならの儀式

  • 作者:宮部みゆき
  • 発売日: 2019/07/10
  • メディア: ハードカバー
宮部みゆき初のSF短編集ということで、ソフトなSFがくるのかと思いきや、割とヒネたSFもちょこちょこあって面食らった。「戦闘員」「海神の裔」が好み。

村田沙耶香『丸の内魔法少女ラクリーナ』(KADOKAWA、2020年)

丸の内魔法少女ミラクリーナ

丸の内魔法少女ミラクリーナ

うーーーーんこれはちょっと微妙かも。特殊な設定が滑稽に片足突っ込んでる感じがあってしっくりこない。