2020-11-01 読んだ本(2020/10) 読んだ本 10月に読んだ本のまとめ。 西尾維新『サイコロジカル(上・下)』(講談社文庫、2008年) サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し (講談社文庫)作者:西尾維新発売日: 2016/05/27メディア: Kindle版サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄 (講談社文庫)作者:西尾維新発売日: 2016/06/03メディア: Kindle版『クビキリサイクル』のリブートみたいなものとしてよくできてる。 遠野遥『破局』(河出書房新社、2020年) 破局作者:遠野遥発売日: 2020/07/04メディア: Kindle版主人公のズレた感じが最後まで相対化されないのが、わりと良かった。 西尾維新『ヒトクイマジカル』(講談社文庫、2008年) ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹 (講談社文庫)作者:西尾維新発売日: 2016/06/10メディア: Kindle版まずやたらと長く、その長さが作品の重厚さにあまり貢献してない感じはする。似たようなトリックも3回目だとさすがに飽きる。あとは不死どうこうもあまり突っ込んだ説明がされなかったので消化不良気味。 木下古栗『サピエンス前戯』(河出書房新社、2020年) サピエンス前戯 長編小説集作者:木下古栗発売日: 2020/08/26メディア: 単行本未完成の小説の続きをAIで執筆した衝撃の長編小説集。詳細はここ。 宮部みゆき『さよならの儀式』(河出書房新社、2019年) さよならの儀式作者:宮部みゆき発売日: 2019/07/10メディア: ハードカバー宮部みゆき初のSF短編集ということで、ソフトなSFがくるのかと思いきや、割とヒネたSFもちょこちょこあって面食らった。「戦闘員」「海神の裔」が好み。 村田沙耶香『丸の内魔法少女ミラクリーナ』(KADOKAWA、2020年) 丸の内魔法少女ミラクリーナ作者:村田 沙耶香発売日: 2020/02/29メディア: 単行本うーーーーんこれはちょっと微妙かも。特殊な設定が滑稽に片足突っ込んでる感じがあってしっくりこない。