読んだ本(2019/11)
11月に読んだ本のまとめ。
郝景芳『郝景芳短篇集』(白水社、2019年)
- 作者:郝景芳
- 発売日: 2019/03/21
- メディア: 単行本
法月綸太郎『雪密室』(講談社文庫、1992年)
ミステリーとしてはまー平凡もいいとこなんですが、キャラクター小説として読むとわりと続編が気になる。あと文庫版あとがきの切実さはすごい。有栖川有栖、安井俊夫『密室入門』(メディアファクトリー新書、2011年)
- 作者:有栖川有栖(ミステリ作家)×安井俊夫(一級建築士)
- 発売日: 2008/11/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
ベン・ブラット『数字が明かす小説の秘密』(DU BOOKS、2018年)
数字が明かす小説の秘密 スティーヴン・キング、J・K・ローリングからナボコフまで
- 作者:ベン・ブラット
- 発売日: 2018/07/13
- メディア: 単行本
村田沙耶香『生命式』(河出書房新社、2019年)
突飛な設定とコンパクトさがすばらしい短編集。詳細はここ。鈴木たかのりほか『Pythonエンジニア ファーストブック』(技術評論社、2017年)
Pythonでのデータ分析関連の知識がほしかったが、そもそもPythonの書き方自体知らないのでとりあえずこの本を選択。他の言語をある程度知っている人向けに、超最低限のPython言語の特徴がまとまって載っていたのがよかった。データ分析関連の情報は、まあ最低限といったところ。スクレイピングとかWeb開発とかの情報もそこそこ詳しく載っているっぽい(流し読み)ので、そちらも興味出たら読みたい。ぼくの読書メモはここ。ポール・クルーグマンほか『未完の資本主義』(PHP新書、2019年)
未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来 (PHP新書)
- 作者:ポール・クルーグマン,トーマス・フリードマン,デヴィッド・グレーバー,トーマス・セドラチェク,タイラー・コーエン,ルトガー・ブレグマン,ビクター・マイヤー・ショーンベルガ―
- 発売日: 2019/09/14
- メディア: 新書
宮澤伊織ほか『アステリズムに花束を』(ハヤカワ文庫JA、2019年)
アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー (ハヤカワ文庫JA)
- 発売日: 2019/06/20
- メディア: 文庫
あとは……うーん。草野原々「幽世知能」は「あの世」を演算装置として使っちゃうとことか経済学っぽい議論とか村田沙耶香っぽい人物関係とか、いろいろ好きな要素はあるんだが、各要素のつながりが弱くて小説として不格好な感じ(嫌いではないんですが)。その他は正直あまりピンとこなかった。
ピーター・ワッツ『巨星』(創元SF文庫、2019年)
- 作者:ピーター・ワッツ
- 発売日: 2019/03/20
- メディア: 文庫